この記事は、開発環境を構築する方法を解説【完全版】の中の一記事です。
vpsにログインする準備ができましたので、実際にログインをした上で、インストールを進めていきましょう。
まずは、パッケージの更新を行う
まずはパッケージの更新を行います。パッケージとは、Ubuntuを使う上で必要なファイルを効率よく管理してくれている仕組みのことです。
WindowsやMacでも、OSの更新に伴って再インストールしてください。という表示が出ることがあると思います。
OSはセキュリティ対策などの観点から常にアップデートされており、Ubuntuでも同様にOSを最新の状態にしておくことが大切です。
パッケージの更新をするためには、以下のコマンドを打ちましょう。
コマンドラインsudo apt-get update
sudoというのは管理者権限で実行するという意味です。このコマンドを実行するとパスワードを求められると思いますが、vpsにログインするときに使ったパスワードです。
Pythonのバージョンを確認する
パッケージの更新が完了したら、次にPythonのバージョンを確認していきましょう。
実は、最近のUbuntuではPythonが事前にインストールされている場合が多いのです。
Python2とPython3でコマンドが違うので注意する
この時、一つだけ注意しておくべきことがあります。
それは、Pythonでは大きくPython2とPython3の二つのバージョンがあるということです。
ここで、コマンドの使い分けについて表にしましたので参考にしてください。
・インストールされているPythonのバージョンが2と3の場合
Pythonのバージョン | 呼び出すコマンド |
Python2 | python |
Python3 | python3 |
・インストールされているPythonのバージョンが3だけの場合
Pythonのバージョン | 呼び出すコマンド |
Python2 | - |
Python3 | python または python3 |
何が言いたいのかというと、pythonには二つのバージョンがあるため、それぞれの呼び方を変えなければならず、その呼び分けの方法は色々なパターンがあるということです。
基本的にはpython3と打つことでpython3のコマンドとする場合が一般的ですが、pythonというコマンドでpython3を実行する場合があるということは頭に入れておくと良いかもしれません。
pythonのバージョンを確認する方法
pythonのバージョンを確認するためには、以下のコマンドを打ちます。
コマンドラインpython --version
または
コマンドラインpython3 --version
というコマンドを打ってみましょう。
Ubuntu18.10の場合、python3 --versoinと打つと、以下のような表示がでるかと思います。
コマンドライン3.6.7rc
これは、バージョン3.6.7のpythonがすでにインストールされていることを意味しています。
pythonをインストールする方法
もしインストールされていない場合は、以下のコマンドでpython3をインストールしましょう。
コマンドラインsudo apt-get install python3
これでpython3をインストールすることができます。
Djangoのインストール
次に、Djagnoのインストールを進めていきましょう。
pip3のインストール
Djangoをインストールするためには、まずpipをインストールする必要があります。
pipとは、pytonに特化したパッケージ管理ツールです。
apt-getがMacOSの更新というイメージに対し、pipはiTunesの更新というイメージです。
そして、python3に対応したpipがpip3です。
pip3のインストールは、以下のコマンドで行っていきます。
コマンドラインsudo apt-get install python3-pip
これでpip3のインストールは完了です。
Djangoのインストール
最後にDjangoのインストールを進めていきましょう。
以下のコマンドでDjangoをインストールすることができます。
コマンドラインpip3 install django
Djangoがインストールできたか確認
最後に、Djangoが無事にインストールできたか確認をしていきましょう。
以下のコマンドを打ってみて下さい。
コマンドラインpython3 -m django --version
これで、以下のようなコードが出力されれば、djangoのインストールは無事に完了しています。
コマンドライン2.2
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